深掘り解説コラム70 / 【SDGsと家づくり】未来に優しいエコハウスの選び方

近年、SDGs(持続可能な開発目標)への関心が高まる中で、私たちの暮らしと密接に関わる「家づくり」にも、その考え方が浸透し始めています。SDGsの視点を取り入れた家、それが「エコハウス」です。

エコハウスは、単に省エネ性能が高いだけでなく、地球環境に優しく、住む人にとっても健康的で快適な暮らしを実現します。しかし、「エコハウスって何?」「どうすればSDGsに貢献できる家を建てられるの?」と感じる方も多いでしょう。

今回は、SDGsの理念とエコハウスの関係、そして未来に優しい家を賢く選ぶためのポイントを解説します。

SDGsとエコハウスの関係

SDGsには、17の目標と169のターゲットがあります。このうち、エコハウスは以下の目標に貢献します。

 目標7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

  太陽光発電や高効率の設備(高効率エアコン、エコキュートなど)を採用し、再生可能エネルギーを活用することで、エネルギー消費量を削減します。

 目標11:住み続けられるまちづくりを

  高い耐久性を持つ建材や、メンテナンスが容易な設計を採用することで、長期間にわたって住み続けられる家を実現します。

 目標12:つくる責任、つかう責任

  地球環境に配慮した建材(間伐材、リサイクル建材など)を使用し、建設廃棄物を減らすことで、資源の循環に貢献します。

このように、エコハウスはSDGsの複数の目標に貢献し、持続可能な社会の実現に貢献する家と言えるでしょう。

未来に優しいエコハウスの選び方:3つのポイント

エコハウスは、以下の3つの要素をバランスよく考えることが重要です。

1. 「省エネ性能」を徹底的に追求する

省エネ性能は、エコハウスの基本です。以下の2つの視点で検討しましょう。

 断熱性能(熱を逃がさない):

  ポイント: 高性能な断熱材を隙間なく施工し、窓を二重サッシや高性能ガラスにすることで、家の中の熱を外に逃がさず、外の熱を中に入れません。

 創エネ・省エネ設備(エネルギーを創る・効率よく使う):

  ポイント: 太陽光発電システムを導入し、エネルギーを自給自足できるようにします。また、高効率な給湯器や照明、空調設備などを採用し、エネルギーを無駄なく使うようにします。

これらの性能は、「住宅性能評価書」や「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」などの公的な基準で証明できます。

2. 「自然エネルギー」を最大限に活用する

最新の設備だけでなく、自然の力を賢く利用する設計もエコハウスの重要な要素です。

 パッシブデザイン:

  ポイント: 建物の配置や窓の大きさ、庇(ひさし)の向きなどを工夫し、太陽の光や熱、風の通り道をコントロールします。夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り入れることで、冷暖房に頼りすぎない快適な暮らしを実現します。

3. 「健康」と「耐久性」に配慮する

エコハウスは、住む人の健康と建物の長寿命化も両立させます。

 健康的な建材:

  ポイント: 化学物質を極力使わない自然素材(無垢材、漆喰など)や、化学物質放散量の少ない建材を選び、シックハウス症候群のリスクを減らします。

 メンテナンス性:

  ポイント: メンテナンスが容易な外壁材や屋根材を選び、将来の修繕コストを抑えます。これにより、建物を長く良い状態で保つことができ、「つくっては壊す」という社会からの脱却にも繋がります。

まとめ:エコハウスは「未来への投資」

エコハウスは、単なるトレンドではなく、あなたの暮らしと地球の未来を守るための「投資」です。

 省エネ性能(断熱・創エネ)を追求し、光熱費を削減する。

 パッシブデザインで、自然の力を最大限に活用する。

 健康的な建材と高い耐久性で、長く快適に暮らせる家を実現する。

これらの要素をバランスよく取り入れることで、あなたは環境にも家計にも優しい、未来に優しいエコハウスを手に入れることができるでしょう。

イエシール / 家を建てようと思ったら、一級建築士と賢く家づくり

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