
住宅ローンを組む際、多くの人がまず検討するのは、誰もが知るメガバンクや、金利の低さが魅力のネット銀行でしょう。しかし、あなたの住む地域に根ざした「地方銀行」にも、実は見逃せないメリットが隠されています。
特に、地域限定の優遇制度や、手厚いサービスは、メガバンクやネット銀行にはない強みです。今回は、地方銀行の住宅ローンに注目し、その意外なメリットと、賢く活用するためのポイントを解説します。
1. 地方銀行の住宅ローン、3つの意外なメリット
メリット1:金利優遇や特典が手厚い
地方銀行は、地域住民との結びつきを重視しています。そのため、様々な優遇制度を設けていることがあります。
給与振込口座や公共料金の引き落とし口座を指定するだけで、金利が引き下げられるケースがあります。
地方銀行が提供するカードローンや資産運用商品を利用することで、さらに金利優遇を受けられることも。
特定の地元企業に勤めているだけで、特別な金利プランを適用してくれることもあります。
これらの優遇制度を組み合わせることで、一見すると金利が高く見える地方銀行でも、結果的にネット銀行と変わらない、あるいはそれ以上の低金利で借りられる可能性があります。
メリット2:審査が柔軟で、相談しやすい
メガバンクやネット銀行の審査は、年収や勤務先といった画一的な基準に基づいて行われることが多いです。一方で、地方銀行は、地域住民の生活実態をよく理解しているため、審査が比較的柔軟な傾向にあります。
地元の工務店や企業との関係: 地方銀行は、地元の工務店や不動産会社との長年の付き合いがあるため、これらの会社と連携した独自のローン商品を提供していることがあります。
対面での相談: ネット銀行とは異なり、支店で担当者と対面でじっくり相談できるため、不安や疑問をその場で解決できます。年収が不安定な自営業者や、転職したばかりの方など、複雑な事情を抱えている場合でも、担当者に直接説明することで、審査に通る可能性が高まります。
メリット3:つなぎ融資や土地購入ローンに強い
注文住宅を建てる場合、建物の完成前に発生する着工金や中間金などを支払うための「つなぎ融資」が必要になります。
メガバンクやネット銀行: つなぎ融資を扱っていない、あるいは手続きが煩雑なことが多いです。
地方銀行: 地元の不動産や建設業者の商習慣をよく理解しているため、つなぎ融資をスムーズに利用できるケースが多いです。また、土地購入ローンをセットで提供していることも多く、手続きを一元化できます。
2. 地方銀行の住宅ローンを賢く活用するポイント
ポイント1:必ず複数の銀行と比較する
地方銀行の住宅ローンを検討する際も、必ず複数の銀行(メガバンク、ネット銀行、信用金庫など)と比較しましょう。
ポイント:
提示された金利だけでなく、事務手数料や保証料といった諸費用を含めた総額で比較することが重要です。
他行の金利条件を提示することで、さらに有利な条件を引き出せる可能性もあります。
ポイント2:地域の金融機関を網羅的に調べる
地方銀行だけでなく、その地域に根ざした信用金庫や信用組合も視野に入れましょう。これらの金融機関も、地域住民向けの独自のローン商品を提供していることがあります。
ポイント3:相談は早めに、そして対面で
住宅ローンは、家づくりや土地探しと並行して進める必要があります。
ポイント:
早めに地方銀行の窓口を訪れ、担当者と顔を合わせ、直接相談してみましょう。
自分の状況を詳しく説明し、どのようなローンが組めるか、どのような優遇制度があるかを丁寧に確認することで、より良い条件を引き出せるかもしれません。
まとめ:地方銀行は「地域に寄り添う」パートナー
地方銀行の住宅ローンは、単に金利の低さだけでなく、「地域に寄り添う」サービスや、柔軟な対応といった、数字だけでは見えない大きなメリットがあります。
独自の金利優遇や特典で、結果的に低金利になる可能性がある。
対面で相談できるため、審査が柔軟で安心感がある。
つなぎ融資など、注文住宅に不可欠なサービスが充実している。
これらのメリットを理解し、家づくりの良きパートナーとして、地元に根ざした金融機関もぜひ検討してみてください。
イエシール / 家を建てようと思ったら、一級建築士と賢く家づくり


